就職試験とは
就職、転職には応募書類の提出と面接が不可欠です。
「自分のスタイルを貫く」という姿勢は、生き方としては素晴らしいですが、書類審査や面接では、あくまでも主体は採用する企業です。
そこの人事担当者に気に入ってもらわなければ、就職はできません。
自分らしくいるというのとは別に、どうすれば相手に気に入ってもらえるかという視点も含めて物事を考えてみましょう。
応募書類
人事部門が最初に就活生と接触するのは応募書類です。
応募書類には出身校であったり、資格であったり、考査される項目がたくさん記載されています。
誤字脱字のないように、提出前にはしっかり確認しましょう。
『歴史』を『厂史』と書くなど、略字も避けた方がいいです。
「○○高校卒業」ではなくて、「○○高等学校卒業」が正解ですね。
貼付する写真もきちんとしたものを選びましょう。
最近はスマホなどで手軽に画像処理ができますが、過剰な変換は控えておくべきです。
いくら綺麗な仕上がりの写真であっても、実物と違うとなればかえって印象が悪くなります。
面接について
実は面接官は、入室するところから観察しています。
ドアをノックした瞬間から、すでに面接は始まっているのです。
適度な緊張感を持って、好感を持たれるような態度で挑みたいものです。
椅子の引き方や座り方もチェックされるポイントです。
座るときは背筋を伸ばし、手を軽く膝に添えて、正しい姿勢を保ちましょう。
人事担当者との対話では、大きな声ではっきりと喋るように心掛けます。
いかにも自信がなさそうに小さな声で話すのはおすすめできません。
学校やセミナーでは、面接の指導をしてくれるところもあるので、積極的に利用して、当日までに少しでも不安を解消しておくと良いでしょう。
会社が望む人物像だろうか?
「この人物なら採用しても良い」と思ってもらうのが最終目標です。
正しい言葉遣いや明瞭な発声、きびきびした動作といった理想像に、どれだけ近づけるかという事です。
きょろきょろと目が泳いで挙動不審な人と、堂々としていてはきはきと喋る人なら、どちらの人と一緒に働きたいと思うかは言うまでもありません。
どのような人物像が求められているのか意識してみて下さい。
第一印象は特に大切ですから、採用する側の人に、スッキリ爽やかな印象を与えることを心掛けましょう。