学生時代とは決別することも大切

学生時代であれば、普段身につけておくのは通学定期と学生証、学食の昼食代くらいで、大金を持ち歩くことは少なかったのではないでしょうか?

小銭と数枚のお札程度であれば、財布も持たず、ズボンのポケットにそのまま入れていた人もいたかもしれません。

しかし、社会人ともなると、お金は財布に入れて持ち歩くべきです。

学生時代に通用していたライフスタイルは、社会人になるとそのままでは通用しないものも数多くあります。

就活生は「社会人予備軍」ですから、早目に社会人らしいスタイルに馴染むのが大事です。お金を払う時には、ポケットからお札や小銭を裸で引っ張り出すのではなく、財布から支払いましょう。

名刺なども同様で、そのままポケットに入れて持ち歩くのではなく、きちんとケースに入れておくのが常識です。

 

「足元を見る」という言葉を聞いたことはありませんか?

言葉の由来としては、「カゴ担ぎや馬方が旅行者の足の疲れ具合を見て、その弱みにつけこみ、法外な料金をふきかけること」を指します。

つまりは、足元を見れば、相手の状態が値踏みできるというわけです。

状況こそ違いますが、現代社会でも同じです。

「オシャレは足元から」という言葉もあるほど、どういう靴を履いているのかというのは、常に見られていると思って間違いありません。ブランドものの高級な靴である必要はありませんが、手入れの行き届いた靴をはくようにしましょう。

古びれた靴をはいていると、それこそ足元を見られてしまいます。

 

名刺入れ

社会人になれば、会社対会社のいわゆる公的な立場で、自社を代表して他社の人とつきあう場面が多くあります。

初めて会う取り引き先の相手とは、名刺交換がつきものです。

名刺を裸で持つのは論外ですから、名刺入れを用意しておきましょう。

百均の名刺入れが駄目という訳ではありませんが、人目に触れる物ですから、できればしっかりしたものを持っておくのが望ましいです。

財布はおおっぴらに出すものではありませんが、名刺入れは応接室で名刺交換をしたら、テーブルの上にずっと置いておく場合が多いです。財布と名刺入れのどちらにお金をかけるかと聞かれたら、名刺入れと答えるぐらい大事なものです。

名刺交換の際のビジネスマナーも、その日を迎えるまでに事前に調べておきましょう。

 

財布

名刺入れほど人目には触れませんが、財布もやはり重要なアイテムの一つです。

同僚や上司とランチに行けば、財布を出す場面も出てきますし、誰かとコンビニに寄ったりすることもあるでしょう。

これも高価なものである必要はありませんが、一見して安っぽく見えるものは避けるべきです。

個人的には財布は「長財布」、「二つ折り財布」、「小銭入れ」の3つを身につけています。

長財布」は、スーツの上着の内ポケットにいれて、新札を揃えて入れ、カードも何種類か一緒にいれています。

二つ折り財布」は普段使うお金で、スラックスのポケットにいれています。

小銭入れ」には文字通り小銭と、千円札を何枚か折り畳んでいれています。

男性の財布選びに参考になるサイト紹介

https://simple-wallet.net/

筆記具

最近は「万年筆」を使う場面はあまり目にしませんが、高級万年筆を使いこなす姿は良いものです。

個人的には「万年筆」、「ボールペン」、「シャープペンシル」の3点を同じメーカーの同じブランドで揃えています。

「万年筆」はサインや手紙を書く時などに使用し、「ボールペン」は胸ポケットに入れておいて、普段のメモ書きなどに利用します。

「シャープペンシル」は、たとえばスケジュール帳への記入など、書き換えが生じるものに使用します。

 

その他

社会人になると、全身のコーディネートも気にしておいて損はありません。

見た目をキレイにしておくのは、相手に対する印象をアップさせるのにも繋がりますし、最低限のマナーだとも言えます。

たとえば茶髪だったり、ピアスや無造作に伸ばした髭、又はきつすぎるメイク等、アルバイト時代ならOKだったものでも、社会人には適しないものがありますので、相手を不快にさせない身なりを心掛けましょう。

個性を主張したくなる気持ちも分からなくはありませんが、社会人としての一定の基準というものがありますので、まずはそこから大きく外れないようにするのも、立派な社会人になる第一歩です。

 

持ち物は、ブランドものをひけらかすという意味ではなく、自身の満足のために少し背伸びして高級品を買ってみるのも一つの方法でしょう。確かな物を身につけていると、品格も上がりますし、モチベーションの向上にもつながります。